海外のニュースを見ていると、将来の日本で起こりそうなことが見えてきます。
昨日見た中で特にショッキングだったのは、「ハーバード大学の新卒が就職できていない」というニュースでした。
ハーバードに限らず、現地の新卒の20%程度は就職難に陥っているとのこと。その大きな理由は、これまで新卒社員が担ってきたような雑務や基礎的な業務が、AIに取って代わられたせいだと言われています。
10年前の予測が、現実になった
10年ほど前から「AIの脅威」や「知的な仕事はいずれAIに奪われる」という話は出ていました。
当時はまだ少しSFチックな、近未来の話のように思っていましたが、それがついに現実になったということです。
すでにマイクロソフトやアップルといった巨大企業でも、リストラが始まっています。
いわゆるルーティンワークはAIの得意分野であり、これまでそこで働いていた人々が削減の対象になっているのです。
身近でも進む「AIへの置き換え」
日本でも、この流れは確実に進んでいます。
私の妻の勤める会社でも、ルーティンワークはAIが行うようになっています。メールのやり取りや表作成などはAIが自動処理し、人間に求められるのは「AIに的確に指示を出すこと」だけです。
私自身も、ウェブサイトのコーディングなどはAI任せです。自分で一から書くより、AIに指示した方が圧倒的に早く、正確に作れるからです。
まさに、「AIを制する者が時代を制する」と言っても過言ではありません。
AIには書けない「色」、できない「お節介」
そんな時代なので、このブログ記事もAIに任せれば一瞬で書いてくれます。
しかし、私はこのブログを自分の手で書いています。理由はシンプルで、AIには「色(個性)」が出せないからです。
AIに書かせれば、文法的にも正しく、そつのない整った文章が出来上がります。しかし、そこには「人間らしさ」や「体温」は感じられないでしょう。
当塾で行っている「コーチング」も同様です。
コーチングの役割は、生徒自身の内省を促すこと。そのためには、時にはコーチ側から働きかけたり、お節介を焼いたりする必要があります。「自分から動く」「相手の心に踏み込む」ということは、AIにはまだ難しい領域です。
これからの時代を生き残る人とは?
AIが完全に取って代わるのが難しい仕事は他にもあります。
例えば、寿司職人や左官屋さんのような「勘」や「身体感覚」を極めた技術職。あるいは、人と人との信頼関係で成り立つ対面の営業職などは、まだまだ人間の領域でしょう。
つまり、ただ知識があるだけ、決められたことしかできない人はAIに淘汰されてしまいます。
逆に、AIを道具として使いこなしつつ、自ら行動できる人は、これからの時代の寵児になれるはずです。
だからこそ、「好きなこと」を突き詰めよう
こんな時代だからこそ、私は子どもたちに「好きなことをやれ」と伝えています。
好きなことに没頭して、その分野においてAIよりも高い知識や技術、あるいはAIにはない独自の視点を持つことができれば、どんな時代でも生きていけます。
これからは平均的な能力よりも、「何か一つ尖った才能」がある人が生き残る時代なのです。